医院紹介
医院長あいさつ
病院における、重症患者の治療の経験。また、高齢者の治療の経験から、患者様の状態を改善させるには、疾患そのものの治療と同時に、栄養のサポートが重要との認識を持ってきました。人生の最終段階や、重症の患者様には、それが何より必要です。
一つでも、改善させることができれば、それだけ患者様は、長生きするか、回復していきます。そのことは、外来の患者様でも、一つでも改善させていこうという姿勢につながっています。風邪であっても、食事についての問診をしたりして、アドバイスを行う時があります。人は、小さなこと一つでも改善したり、回復したりします。
がんも最初は、一つの細胞からはじまります。その細胞が、免疫細胞に負ければ、がんになりません。最初に、がんが勝つか、免疫細胞が勝つか。その差は、小さなものかもしれません。疲れや、栄養不足かもしれません。ですから、小さなことも大切だと考えます。
当院は、患者様の声を大切にしていこうと考えています。なんでも訴えはお聞きしますので、お話ください。
待合室にはピアノ、パイプオルガンがあり、クリスマスには院長が演奏します。音響の良い待合室です。以前演奏した動画をYouTubeに公開しています。ご覧ください。
※医院長の作品や演奏の動画です。
医院長経歴・資格
- 経歴
- 1982年 山形大学医学部卒
- 1986年 山形大学大学院卒業 博士号取得
免疫細胞であるナチュラルキラー細胞に関する論文 -
- ドイツ ハイデルベルグ大学医学部留学(免疫学)
- 山形大学第3内科(血液学、膠原病の臨床)
- 山形県立新庄病院
- 山形済生病院内科
- 吉岡病院
- 寒河江市立病院
現在に至る。
- 資格
- 医学博士
- 元日本血液学会指導医
- 元日本内科学会認定医
- 産業医
医院概要
- 医院名
- 山本内科医院
- 医院長名
- 山本 弘史
- 設立
- 2000年10月
- 所在地
- 〒999-3711 山形県東根市中央4-5-24
- TEL/FAX
- 0237-43-0180/0237-43-0210
疾患の症状と検査、治療
糖尿病
糖尿病には、症状がほとんどありません。口渇がでるようであれば、重症です。採血で、血糖を計って診断します。最近は、空腹時血糖よりも、食後の血糖に注目が集まっています。空腹時が正常であっても、食後高血糖があれば、それも糖尿病です。200mg/dlであれば、糖尿病の可能性が高いです。治療は、薬やインスリン治療でむやみに血糖を下げるのではなく、低血糖をおこらないようにすることと、食後高血糖を防ぐことが大切です。糖尿病の合併症として、神経障害がありますが、これも症状がでにくく、神経学的検査でわかることが多いです。アキレス腱反射の消失などが、良く見られます。
循環器疾患
胸部レントゲン、心電図をまずとります。心臓弁膜症の疑いなどの時、心臓の超音波検査を行います。不整脈の診断のためには、1日心電図検査を行います。この機器は、小型で防水です。当院では、家庭血圧の把握のため、1日血圧も可能です。
循環器と関連の深い、呼吸器疾患診断のための呼吸機能検査も可能です。近年、良く知られている、睡眠時無呼吸症候群の診断のための、睡眠時ポリグラフィー検査が可能です。
動脈硬化
頸動脈硬化や、頸動脈狭窄は、高齢にならなくても、50代でも危険な状態になっていることがあります。頸動脈の超音波検査で、ほぼ診断できます。5分程度でおわります。下肢の動脈狭窄は、脈波検査が有効です。これは、動脈硬化のスクリーニングができるもので、疑い症例は、さらに病院に紹介し、CT検査となります。硬度の狭窄があれば、手術やカテーテル治療となります。
胃・食道疾患
上部消化管内視鏡で、主に食道から胃、十二指腸球部を観察します。多い疾患は、逆流性食道炎と慢性胃炎です。ピロリ菌の抗体検査もしております。ピロリ菌感染のある方は、1週間の内服治療をして、除菌します。なぜなら、ピロリ菌感染で、慢性胃炎がおこると、胃がんの危険性が高まるからです。除菌が成功しても、その後検査は、年に1回行います。胃がんリスクは、0にならないためです。
大腸内視鏡検査
当院では、当日の2リットルの腸管洗浄剤は使用しておりません。少しでも患者様負担を減らすために、当日は、1リットルの量で検査できるように工夫しております。大腸内視鏡検査自体も、スコープの改良と、手技の進歩により、検査の苦痛軽減と時間短縮が図られています。検査着を着て検査します。
ドックなどで、便潜血検査が陽性の方は、内視鏡検査は必ず受けなければいけない検査です。50代でも、大腸がんはあり得ます。ポリープも5-8mm程度のものは、当院で切除することもあります。小さいものは、経過観察で良いものが多く、大きいポリープは、病院へ紹介となります。
甲状腺超音波検査、乳腺超音波検査
甲状腺疾患の検査は、血液検査と、超音波検査が、柱です。悪性腫瘍が疑われれば、病院へ紹介し、組織検査となります。甲状腺機能亢進症(バセドー病がほとんど)は、長期の内服治療になることが多いです。
乳腺の超音波検査は、マンモグラフィーと異なり、放射線を使いません。診断能力は高く、5mm程度の腫瘍も見つけることができます。安全な検査というメリットがあります。
腹部超音波検査
肝臓の腫瘍、腎臓の腫瘍、膀胱、子宮、前立腺、腹部動脈瘤などの診断ができます。胆石や、膵臓の疾患もまず、この検査を受けることになります。膵がんの診断は難しく、腫瘍マーカーという血液検査も必須です。
神経疾患
認知症に関しては、CT、MRIは、近隣の病院でとっていただいております。その上で、問診が重要です。簡易の認知機能検査を行います。早期であれば、良く薬が効きます。中等症以上でも、あきらめないことが大事です。また、うつ病などで一時的に、認知症と似た症状もでますので、あきらめずに、病院や、診療所を受診してください。
パーキンソン病では、手の震え、歩行がおそいなどの症状がでます。長期にわたる薬物治療が必要です。進行すれば寝たきりになり、生活能力は奪われます。注意深い経過観察が大事です。
脳血管疾患
多くの脳梗塞を起こした患者様が、いらっしゃいます。その方々にも、食事のアンケートを行って、何か改善できないかを探ります。糖尿病、高血圧、高コレステロール、高中性脂肪などのコントロールが大切です。脳梗塞には、心房細動が関係する、重症の脳塞栓症があります。その発症を防ぐために、抗血栓剤を服用します。 動脈硬化でおこる、脳血栓症の予防には、とにかく血圧をさげること、120以下を目標にすべきと考えます。
アクセス
山形新幹線ご利用の場合、さくらんぼ東根駅から、タクシー5分。あるいは、徒歩20分。
東根市役所北、300m。